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2019 / 12 / 19 12:38
中学生の発想はすばらしい
塩田中学校で生徒に、鉛筆立てを手びねりで造るという体験があった。一人ひとりの作品はすべて違い斬新な発想で、感性が豊かだなあと感心した。私は固定観念が強くて、機能性のみで造ってしまいそうな気がする。焼き物というものはこう造らなければならないということは何もない。最終的には形にしろ色にしろ、自分が好きなものがいいのである。用途だって飯椀でコーヒーを飲んでもいいし、料理を盛ってもいい。朝ドラのスカーレットで言っていた。すばらしい形の生地が出来ても、窯の中の火の神様に嫌われたらいいものはできないと。形も色も焼き物は最終的に、人間の力の及ばない窯の中の炎の力で完成させられる。だから、おもしろい。今回の中学生の作品が、作者の元でずっと使い続けられますように。